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たわごと



2つのR.P.G. 2003/8/5

ごっちん主演ハイビジョンドラマのR.P.G.を見て、小説のR.P.G.を読みました。

僕のように、本を読んでから見るか、見てから本を読むか迷っている人がいれば、ドラマを見るまで本を読むべきでない、とアドバイスします。僕が本を読んでから、これを見たとしたらがっくりしたことでしょう。(ごっちんの演技さえ堪能できれば良い、と言う方でしたら、先に本を読んでしまっても良いかもしれません。そのほうが、純粋に小説を楽しめるでしょう。その方がある意味幸せです ^−^;)

小説を読んでびっくりしました。ドラマでは時間の都合などもあるのでしょうが、あまりにも謎解き、というか種明かしがおろそかにされています。おろそかというか、動機だったり殺害の様子だったり、テーマが大きく変えられている。ここまでくるとまったく別の物語である。(凄い善意の解釈をすれば。小説でほんの少し触れられるナカさんがいれば、みたいな部分。その希望までをおりこんだ、と。言える、かもしれない ^ー^;)

星田良子という演出家は。
ごっちん出演の3作を見る限り、ヒューマニズムや家族愛をドラマに求めている気がします。ホームコメディなどを撮ってる分には良いのかもしれません。しかし、ミステリーでは。誰かが誰かを殺すというシチュエーションでは。そこには安っぽいヒューマニズムが入るすき間もないほどの怒りや悲しみや、どうしようも無い負の感情が渦巻いていることがあって。そこを演出できないのでは。。。演出できないどころか、そこをぼかしてテーマをずらしてしまっては。それは、同じ題名でありながら、もはや別のものである。

なにを考えているのか分からない、宇宙人のような若い人やインターネットなど未知なものに無理やり理解を示す寛大な大人。そんな、オイラのようなひねくれものにはむずかゆくなるようなイメージをもったドラマに仕上がっていた。
あるいは、そういった理解のできない若い人達へのメッセージのつもりなのか。

そう思えば。ごっちんのドラマを3作とも、この人が演出をしているのは偶然ではないのかも。
あの武田鉄矢をして、笑っていいともで「後藤真希さんを見てたら、今の若いものは、とか言えなくなった。頑張ってるんだなぁ、と感じて」みたいな事を言わせるだけの存在。その後藤真希の姿に、星田監督は「今の若いもの」の理想系を見ているのでは無いだろうか。

追記 救いはごっちんの演技であろう。どうしてもひいき目かもしれないが、激高するシーンや、いくつかの泣きのシーンは凄い良いと思います。