×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 

コンサートレポート



後藤真希コンサートツアー2003総括ぽいもの
〜幸せな1年を振り返って〜

幸せな1年だった。
あの歌を、あの言葉を、あの表情を、あの空間を。思い出すだけで涙が出てくる。
こんなにも幸せな感情があるとは知らなかった。
後藤真希のファンで良かった。心からそう思える1年だった。。。

始まりは4月13日。 僕の地元、いまやごま系サイト界隈では『聖地』とまで称される市川だった。
当時、後藤真希を取り巻く環境は、とても満足できるものではなかった。(今が満足とも言わないが)
卒業から半年、FS3やミュージカルで高評価を得ることもあったが、どれも一過性のものに過ぎず、ごまっとうに始まり、先の見えない活動が続いていた。
そんな中、誰もが不安で口に出すのも恐れていたが「このままで大丈夫なのか?」という危機感を抱いて会場に駆けつけたのではないだろうか?また、後々のライブについてのインタビューの言葉の端々には、卒業からの半年、真希自身がそのような焦り、不安を抱えていたことを示している。

この日のライブの雰囲気は異常なものであった。もう、あのような公演は2度と無いだろうと断言できる。初ライブという緊張感、前述のような危機感、そしてこの危機を乗り越えるにはなんとしてもこのライブを、ツアーを成功させるのだ!という後藤真希とそのファンの気持ち。それらが交じり合い、ぶつかり合って出来た、肌を焦がしてしまうのでは無いか、というようなピリピリとした焼けつくような空間。。。
気が付けば、今までに無く疲弊し崩れ落ちつつも、恍惚の表情を浮かべたオーディエンスが会場のロビーを埋め尽くしていた。。。

一つの伝説が、一筋の希望を生み出した。
誰もが確信していた。このツアーは必ず成功する!と。

確信はしていたが、それは予想を良い意味で大きく裏切る形で提示された。
2度目、3度目。回を重ねるごとに少しずつブラッシュアップされていくステージ。
毎回、毎回何かが変わっていく。目を離すことを許されない、見逃せないものとなっていた。
気が付けば、平日の鹿児島で一つの物語〜それは4月13日からではなく、2002年9月23日から続いていた物語〜の最終回を見届けることとなっていた。

一つの物語が終わり、人々はやっと2002年9月23日という大きな呪縛〜もしかしたらモーニング娘。という呪縛〜から解き放たれた。小さいが確かな自信が芽生えつつあった。

しかし、一つの物語が終わった時、新たなものを生み出さなければいけないことが、新たな不安をもたらしていた。 絶賛された春のツアー。シングルが数枚出ただけの状況で、この好評を持続できるのだろうか?、と。

そして始まった秋のツアー。新たなツアーはある種意外で、ある種ストレートにその不安をかき消そうと作り手側はオーディエンスへぶつけてきた。
『真っ向勝負』
スタッフは春に芽生えた自信を確固たるものへと昇華させるべく、真っ向勝負を後藤真希に求めた。
後藤真希はそのスタッフの思いに答えるかのように、あれだけ最高だと思っていた春を大きく上回るパフォーマンスを見せつけた。
そして、ぶつけられたオーディエンスも全力でその思いを受け止め、気持ちをぶつけていった。

春のツアーは、前述した通りストーリーがあった。セットリストにも、ツアー全体にも。そのストーリーが舞台の素晴らしさ以外にも、ある種のノスタルジーにも似た感情を呼び起こさせ、それがモーニング娘。の後藤真希、を知る人々から好評価を得る一助となっていた。

秋のツアーではストーリーを排除した。セットリストからもツアー全体からも。ソロアーティスト後藤真希の自信と成長を信じたスタッフにより。

春のツアーを「進化」のためのツアーであったとするならば、秋のツアーは「深化」のためのツアーであった。
それは、後藤真希の深化でもあり、真希とスタッフとファンの関係性の深化でもあった。
いつしか「皆さん」と語りかけていたものが「みんな」となり、硬かった口調は親しい友達に語りかけるかのようにやわらかい言葉へと変わっていった。。。

細かった一筋の光は、少しずつ大きな光へとなっていった。

秋のツアーが終わり、来年の春のツアーを待つわけだが、今年の春から秋を待つような心配はもう微塵もない。
必ず最強のステージに、もっと大きくなって戻ってくると確信しているから。。。

僕らも大きくなってあの幸せな空間へ戻ろうじゃないか。
春までの間、ハロプロ系以外の1流といわれるような、良いと評判されるようなライブに足を運ぼう。
いいものを知らなければ、いいものには成れるわけがない。
後藤真希がどんな方向へ成長をしようと、望もうと、それをささえるオーディエンスでありたい、なりたい、と思うから。

絶賛されるツアーの中、以下のような声が聴かれることがあった。
「ごまコンは、この小さな空間だから成功しているのだ」あるいは、 「アウェーを感じた」等々。
それは当然のことなのだ。深化を求めたツアーだったのだから。

どんなバンドも、何かのきっかけで一発のヒットソングだけを残すようなバンドは別として、多くの成功するバンドはライブの評判、実績を積み重ねて成功していくものである。後藤真希と彼女のスタッフは、そういった地道だが確実に力をつけていく道を選択したのであろう。それは、もしかしたらモーニング娘。や松浦亜弥のツアーの反省からきているのかもしれない。

後藤真希という知名度だけは高いソロアーティストは今年デビューしたばかりなのだ。まだまだ、これからだと信じたい。そして、それを信じられるだけの自信と関係を今年積上げ、築くことができた。数年後振り返った時、2003年が大きなターニングポイントだった、と笑って話せる日がくることを信じている。

10000人を振り向かせたかったら、まず1000人が一斉に振り向くように仕向けるのだ。
それができたら、残り9000人は自然と同じ方向を見る。
1000人が振り向く環境はできた。次は残りの9000人を同じ場所に足を運びたくなるように努力する番だ。ツアースタッフは頑張った。他の後藤真希を支えるスタッフも同じように頑張って欲しい。そして、僕らも頑張ろう。。。

それが、今年のツアーで幸せを味わった人々の勤めなのだ。
僕らは後藤真希のエバンジェリストとなるのさ。

今年舞い降りた金色に輝く女王が、世界を幸せな金色の空間で塗りつぶせるように。